第二次リスタートの会(その2)

皆様へ

その1に引き続いて,質疑応答編です。

もう少し詳しく聞きたい,こんなことも聞いて見たいいうこともあるかと思います。オルサに投稿すれば,多くの弁護士アドバイザーからのアドバイスが得られますので,折角の機会ですので,小さなことでもよいので投げかけてもらえればと思います。

(質疑応答)

Q 答案を使ったゼミで,お互いに読み,読んでもらい議論したということだが,現役生でもやっていること。どういう点を意識したか。

A

量を意識した。また,作成時間を2時間程度で書き上げることを条件とし,本番で使えない完璧を目指した答案は作成しないこと。本番での時間と内容を意識した。

覚えるべきことは覚えることと意識した。特に,使える形でインプットすることを意識し,短く書く場合には,何を書かなければならないかを意識した。

厳しいことを言えるメンバーと組むこと。どうしても遠慮が出てしまうが,遠慮して,多分こういうことなんだろうなと黙ってしまい,「大体,いいんちゃうかな。」となってしまうと答案の進歩がない。

ゼミでは,答案の構成や表現を議論することを心がけた。個々の論点での学説や判例は各自で事前に勉強することで,ゼミで他人の時間を使うようなことではない。分からないところは,別に聞けばよい。

 

Q 下級審の判決を使ったということだが,どのように使ったのか。また,数がかなり多いがどのような基準で選んだのか

A

当事者の主張から,争いのあるところ,争いのないところを,まずきちんと分けた。争いのあるところが判決で書かれている。その上で,争いのある点について,裁判所が,どのような順序で書いているのか。多くは,規範を定立,事実認定,事実評価,結論となっている。この流れを意識した。特に,事実をどう評価しているのかという点は注意し,どういう風に書けばよいのかを盗んだ。さらに,要件事実としては必要だが,この問題では争いのない要件に,どの程度触れて,どのように書いているのかも 注意した。

 

Q 論文で,去年と変わったことは。

A

自信はないが,落ちた年は,できたと思ったものは,論証パターンをそのまま張り付け,書けた気がしていたように思う。なぜ評価が低いのかが分からなかった。結局,設問の問題意識を正面から捉えておらず,全ての要件を平板に論じていたことが低評価だったのかもしれない。その事案に特有の問題があり,そこに注力するようにし,メリハリが変わったと思う。

Q 択一の勉強方法は。

A

今年受けて分かったと思うが,とにかく条文と判例である。

六法の条文に要件・効果を塗り分け,ぱっと一目で分かるようにしていた。

過去問を解いた際に,出て来た条文は都度,六法に,何年出題と分かるようにメモした。 頻出する条文が分かる。

 

Q 過去問は,何回もやった。素材は何を使えばよいのか。

A

過去問は,何回やってもいいと思う。昨年は近い年は出ないと過去問を無視したが,今年 の問題は,昨年と傾向がよく似ていたように思う。何回もやったというのであれば,その答え を覚え,完璧な答案が時間内にできるはずだが,時間を計って完璧なものができるかやってみるとよい。

問われ方や傾向を把握するのに有効。ただし,回数を誇るべきものではない。密度の問   題。頭の回転の速い者は1回で完璧だろうが,自分は,何回やっても設題の文章で,「あ  れ,これは使えるのか,使うのか,ダミーなのか。どう使うのかで,発見があった。

択一の過去問は,何回もやって肢を覚えてしまって,不都合はないはず。時間内に満点が  取れるか?

Q 他大学の受験生を意識したか。

A

現役のときは,卒業単位が取れるかで,あまり意識しなかったのが正直なところ。しかし,   実際の試験会場に行けば,周りは自分より賢く見えた再チャレンジとなった年は,他の大学の受験生がどんな勉強をしているのかも知りたくて,予備校で知り合った京大生ともゼミを組んだ。

意識しすぎても問題だが,同じ受験生として,向こうはやっているのに,こちらはやっていな いというのは,万が一,出題されれば,スタートから不利。どんな演習書を使っているかは,盗み見て意識した。

Q ローの授業は役だったか。

A

正直,答案を作成する技術という点ではあまり役に立たなかった。ただ,そもそも書くのは自分でやるべきことなので,それが悪いということではない。授業で獲得すべきは,先生方が持っている問題意識や,事案の分析の順序ややり方。授業で重要だと仰っていたことは大切だと思う。書く気が起   きないときに,授業のノートやレジュメも見返し,そういえばこういうこと言ってたよなと思い返すことはあった。

Q 修了時の績も悪く,今回の試験も択一落ちで,来年受かる自信はない。同じような方がいればアドバイスを欲しい。

A

私も,学内成績は下から数えた方が圧倒的に速かった。幸いにも,択一は合格したが,合  格最低点より数点上だった。実例としてやればなんとかなると思う。ただし,相応の努力は必要。私は,一からやり直す覚悟で,予備校の授業,答練に通い,ゼミも組んで答案を見てもらうことで,立て直しを図った。実は,この1年が一番勉強したと自分で思っている。

立場は違うが,落ちた人で,来年受かる自信がある人は,ほとんどいないと思う。結局,自分でどれだけやったかしかないと思う。もんもんとするよりも,行動をしてみること。阪大ローを卒業していれば,能力として足りないということはないはず。どうしても無理というのであれば,向いてないと考えるしかないかもしれない。

Q リハビリに時間が掛かるという話しがあったが,実感している。気ばかり焦っているのだが,どうしたらよいか。

A

無理をしても身につかない。日々の小さな目標を立て,実践していくのも方法。ただし,無理な目標は立てない。

周りがやり始めれば,自分も徐々にペースが戻ってくる。その意味でも,一人にならないこ   と大切。予備校の答練は,一つのペースメーカーになる。年内はエンジンがかからず,1月   にヤバイ,4月にヤバイと焦った。同期に合格者が多かったこともあり,一人でやるのはし  んどかった。

Q 答案構成にどれくらい時間を掛けていたか。

A

人それぞれだった。平均的には,3分の1くらいの時間を使っていたように思う。

条文と論点を簡単に並べるだけだったので,20分程度だった。

60分くらい書けて,写せばほぼ答案になる構成まで練り込んでいた。

最後は,答案が途中にならないことが大切。書くのが遅いのあれば,構成で調節しかな い。

 

 

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