みなさんへ
川上です。
今年の司法試験は,COVID-19の影響で,延期になり,その後の延期後の日程も例年と全く異なり,大きなストレスになっていると思います。試験日程も,例年であれば,5月上旬の比較的穏やかな気候のなかではなく,8月12日から16日と真夏の厳しい気候の中での受験となります。
そのような中での司法試験においては,体調(気持ちを含めて)が重要なキーになります。あと一月!体調を整えることを第一に考えてもらえればと思います。司法試験は満点を取らなければならない試験ではありません。個人的な感触レベルのことですが,満点10点とすれば,7点をキープできれば結果に結びつきます。
学力5点,体調3点,運2点の合計10点のなかから,7点を拾えればいいというぐらいに気持ちで,実力が発揮できるように体調を整えるのが,試験に臨む皆さんの最後のミッションだと思います。
思い返してみれば,旧司法試験時代は,7月の半ば(祇園祭のころ)に論文試験が実施されていました(しかも,受験会場は京大で,部屋によってはエアコンがない!!)ので,それに近い感覚になるのかも知れません。私が合格した年の論文試験では,同室になかなかの猛者がいました(笑
- クーラーボックスを持参し,その中に,大量のドリンク剤と保冷剤を放りこんでいて,足を中に突っ込んでいた者(さすがに,試験監督から,禁止するので教室外に置くように注意を受けていました。要綱で禁止されていないと反論していましたが,もちろん不可でした。)
- Tシャツ,ショートパンツ,サンダルで颯爽と現れ(ここはリゾート地か?),席に着くと,周りがざわめく中,さっとTシャツを脱いでビキニトップで受けようした者(これも,さすがに,試験監督から,Tシャツは着るように注意を受け,しぶしぶ着直していました。)
- 試験開始後に,前の席の受験生が汗臭く集中できない,なんとかして欲しいとクレームを述べる者(これには,試験監督も苦慮していました。当人に汗臭いので風呂に入ってこいとも言えませんしねぇ。結局,そのままだったように記憶しています。)
まぁ,こんな感じで,フリーダムというか混沌の中で,実施されるのが夏の司法試験です。年一度の試験ですから,緊張するのが当たり前です。私の場合,こんなハプニングがあり,「なんじゃ,これ」と笑ってしまい,冷静になったのをよく覚えています。
また,直前1か月は,生活サイクルを朝方に変えて,試験本番を想定したルーチンを作り実行していました。会場に着きたい時間から逆算し,起床時間,最も集中しなければならない時間帯を設定して集中する,それ以外の時間は論パを眺めたり,条文目次や定義集を眺めたり,ある意味流し気味で知識の確実性を高める,こんな感じで過ごしていました。
阪大の高等司法研究科を修了された皆さんは,
・学力の面で,水準を割っているということはありません!あとは,合格まで体調3点,運2点の中から,どう拾うかです。その中で,自分でコントロールできるのは体調です。
・何かしらの失敗は全員がやらかします(過去には同じことを受験者の半数近くがやらかしていたこともあります。)。最後まで諦めず,喰らい付いてください。
願わくば,皆さんが万全の体調で受験され,2年後には一緒に仕事ができることを楽しみにしています。