第二次リスタートの会(次年度の最終合格に向けて)

五月雨となりますが,平成28年9月29日に開催しました第2次リスタートの会の内容をアップします。

本年は,チューター7名,修了生18名の参加を得ることができました。参加いただいた方々に御礼申し上げます。

今年は,後半に小グループでの相談会を開催することもでき,大いに参考になったものと思います。

合格のために何を考えないと行けないか,なぜ一年目は上手くいかなかったのか,その経験談は,決して他人事ではありません。是非,咀嚼して実践をしていただければと思います。

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チューター自己紹介

A 2657位 → 1243位

B 2122位 → 956位

C 2900番代 → 200位

D      → 838位

E 短答落ち → 3700番代 → 1077位

F 1900位 → 800位くらい

G 2869位 → 403位

(2)体験談(抜粋)

・初年度は,演習不足のため答案の筆量不足(平均5枚程度)が明らか。受かってやろうと気負い,構成に50分から60分かかってしまい,書き切れず,悔いが残った。そのため対策として,時間を計り書き切る訓練,第三者の添削を重視した。

・過去問を徹底的につぶした。出題趣旨と採点雑感に書かれている注意点,毎年,指摘されていることを書き出し,注意ノートとして本番でも眺めて注意すべき事柄として常に意識するようにしいてた。

・短答式は総合点に占める割合は,決して大きくないが,最後は自分を救ってくれるもの。あと1点,2点というときに効いてくる。手を抜かない,できるだけ高得点を目指すことが大切である。8割は決して採れない点ではない。論文と重なるとことろも多く,短答式のためにだけという勉強はしていおらず,直前期に,プロパーのところを集中して勉強した。過去問と条文である。

・過去問をしっかりやれば,十分に短答式の点は取れる。ただ,肢別は効率が悪く,実際の問題を解くセンスを磨くのには役立たない。時間があればつぶしてもよいが,他にやることがあるはず。

・予備校は答案練習会を利用した。自分の受験生での位置の確認,他人がやっている問題に穴を開けないため。

・この1年で,考え方が変わった部分も多くあり,精神的にも得るものが多かった。落ちてよかったといえるよう頑張って欲しい。やれば受からない試験では絶対ない。

・1年ダブっても大丈夫というのは,先輩から聞いていたが,昨年はとてもそんなことは思えなかった。同じ立場になってみると,確かに1年ダブっても影響はない。かえって,ぎりぎりで受かるよりよかったと今は思えている。

・自分よりも成績が悪いと思っていた人が昨年,受かりショックを受けた。立て直しのために,同級生と話したり,遊んだりして,気分転換,モチベーションの維持を図った。

・敗因を分析して,できてないことを徹底的に詰めることが大切。新しいことに手を出している余裕はない。分析が甘いと,手を広げても,同じことの繰り返しになる。現役に比べて1年のアドバンテージはあるのだから,10月は徹底的な敗因分析,過去問のシャブリ尽くすことで十分。

・昨年の結果を見て,受け続けるかを迷い,3ヶ月間逃避して遊んでいた。でも,自分の中に1回であきらめられるのかという気持ちがくすぶり,大きくなり,それが残る期間のモチベーションと集中力につながった。よいことではないと思うが,こういう人もいることは知っておいて欲しい。

・敗因分析は,自分ではやりにくく(向きあう勇気がなかった。),合格した複数の友人に添削してもらったり,実際に飲み会などで指摘をしてもらった(正面向かって言いにくいことを酒の席では,ずけずけと言われた(腹も立ったが,的を射ていることもたくさんあった。)。

・確実な知識を増やすこと,事実認定に紙数を費やすことに気をつけた。規範レベルでは,ほとんど皆同じことを書いていると思った。

・事実認定のポイントやヒントになる事実は,過去問・出題趣旨・採点雑感が役に立つと思う。実際の試験委員の感性だから。

・試験である以上,1点の積み重ねが結果となる。がむしゃらに1点を取りに行く姿勢を貫こうと思った。答案練習会でも,ここに点数が振られているのではないかと予測,意識し,それを射貫いているかを確認しながら受けていた。条文を書くことに点数が振られることもあると考えて,とにかく丁寧に条文を拾い上げ,書くことに注意した。面倒くさいところもあるが,条文解釈が重要である以上,これは外せないことと思う。

・成績が悪く,次年度に受かるという具体的なイメージを抱けなかった。しかし,その中で日々勉強を続けることで,昨日,分からなかったことが今日分かった,昨日解けなかった択一が今日は解けたという日々の成長を実感を積み重ね,成長を信じて一日一日を過ごした。あきらめたら信じてくれる,期待してくれている家族,友人らに申し訳ないという気持ちが心の支えになった。

・短答式が苦手だったが,やれば必ずできる。信じて,手を抜かずにやって欲しい。過去問中心で十分対応できる,肢別は点につながりにくく効率が悪いと感じている。

・同じ本を使って,一緒に勉強しても結果が異なる。なぜだろうを真剣に考えた。覚えようという意識が強く,なぜだろう,なぜこの順番に書いてあるのだろというような,なぜなにという考える姿勢が足りなかった。結局,本から盗むべきは知識ではなく,考え方であると思う。

・2回目を落ちて,3回目に受かった。2回落ちると言うことは司法試験に対する考え方が根本的に間違っていると考えるべき。そのままでは絶対に受からない。素直かつ客観的に自分を見直すことができないと,受からない。自分は,あの本はダメ,この説はダメ,こう書くべきだよねと,批評家になっていた。素直に向かい,1%でも受かるために役立つのかを常に考えた。

・時間は有限でできることは限られている。合格者が勧めてくるものはすべてできない。消化不良になる。自分で,それは合格率をあげるものかを吟味し,優先度を間違えないこと。過去問や予備試験の問題は,最良の問題であるので,必ず目を通し,徹底的な分析を怠らないこと。優先度という意識を忘れない。

・短答式は,満点は取れない。正答率の高いものを確実にとれば,十分に高得点になる。これもできてないのが受験生の実態。正答率80%以上の問題を落とさないよう過去問でもチェックした。

・答案練習会は,基本事項を回すペースメーカー,自分の順位,2時間で1点でも増やすためにどうすればよいかを常に考え,真剣勝負の場としていた。

・終わりのない不安,先の見えない不安が何かの拍子に膨れあがる。今日ここにこられて,自分たちを見てもらえば分かるように,特に秀でているというわけではない。思い出して自分にも可能性は十分に,絶対にあるということを忘れないで欲しい。もし駄目だと思ったら,あとで教えるので,電話でもLINEでもして欲しい。

・合格者に話しを聞いても,正直,そんなことは分かっているという感じだった。それどころか,こんなレベルの者に負けたのかと思ったのが最大の収穫だったと当時は考えていた。しかし,いざ逆の立場になってみると,自分が本当に理解していなかったことや,そんなベタなことの積み重ねが結果につながるということを実感した。正直,鼻持ちならない者もいると思うが,まずは素直に話しを聞いて,自分で消化することが大事。

・9月,10月はとにかく勉強のリズムも元に戻すことに専念した。

・過去問,受験対策といった試験である意識が希薄で,何か高尚なことという意識があったこともよくなかったかと思う。

・落ちた中では上位というような変なプライドは役に立たない。司法試験に順位上昇原則はない。新規参入が数千人あるのだから,たちまち下位ということがありうる。「素直に聞け,但し,人は選べ。」である。

・素材は人それぞれだと思う。年内目標,月目標,今日の目標を立てる。スマホアプリで,「スタディアプリ」というのがあり,日々の勉強時間を記録できるものがある。結構,遊び感覚でできて面白かった。ちなみに,10月~21月200時間,1月280時間,2月320時間,4月350時間だった。

・予備校は,自分の立ち位置を知りたかった。採点は素人がやっているのだから,あまり気にしなかった。

・人が気になる人は,思い切って受験地を遠方にしてしまうという方法もある。

・敗因分析を徹底した。完全答案にこだわっていた。答案作成をPCで行っており,思った以上に手書きが枷になった。過去問をやりこんでいなかった。法律論にこだわり事案に向き合っていなかった。自分の経験から,裏読みをしすぎて,その事実からはこういう事実があるはずと書いていない事実を書いてしまった。

・本気でやってきた人ほど,今,苦しんでいるはず。一緒に受かりたいと思う人を早く見つけて,一緒に頑張って欲しい。自分だけでは受からない,仲間を作って欲しい。恐怖・不安というネガティブな感情に打ち勝つには周囲の人の助けや相談をすることが一番。先輩は誰もそれをいやがることはない。飲み会も多すぎるのは問題だが,計画的にいくことは,気分転換にもなるし,情報も入手でき,勉強の一環と割り切ってよいと思う。

・今回のあえて挫折というが,これを乗り越えるために本気でやらないと,逃げたという感情が残りはしないか。そうなると今後の人生で本気になられない何か不完全燃焼になってしまう。がむしゃらに向かっていけば,必ず結果は出る。私はそうしてきたつもりです。

以降は,3グループに分かれてもらい,小グループ毎に質疑応答を行いました。演習本,ノートの作成の有無,時間の使い方,過去問の利用方法,予備校の利用の仕方,ゼミを組むときの注意点,日常生活など多岐にわたる具体的な質疑応答が多くなされていました。

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